ごあいさつ

 猛暑の中、また遠路ご来場いただき、誠にありがとうございます。
拙い作品ではありますが、ご高覧いただけますこと、心より感謝申し上げます。

20数年続けてきた絵画と並行して30歳から書を学び始め、
第3回個展(絵画)の開催を契機に、書に専念するようになりました。
「習字の手習い」にある上手・下手のみではなく、
自由に楽しむ書、芸術としての書、書の歴史や文化を
人生の糧としてゆきたいと思うからです。
先人の語録に

「書画同時、書をかくことは自分を正すことである。」(中川一政氏)
「今日の芸術は、うまくあってはいけない。きれいであってはならない。
こころよくあってはならない。」(岡本太郎氏)
といった言葉が励みとなりました。

自分の目で見て、体で感じて、心が動かされたことを足がかり、手がかりにして
自らの力量で書いてゆくことが、大切ではないか考えております。

とはいえ、まだまだ模倣と創造が錯綜している段階です。
諸先生方、ご友人の方々からのご鞭撻を賜り、今後一層自己研鑽に努めてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

                                      平成15年8月 植田 久男(愚海)

第1回書展 平成15年7月28日〜8月3日 (水戸市五軒町:アートワークスギャラリー)
1 でたらめについて 2 佐藤溪の詩 3 八木重吉の詩 4 落 日
5 詩集「おかあさん」 6 「夢」 7 マザー・テレサの言葉1 8 マザー・テレサの言葉2
9 父の祈り 10 会場1 11 会場2 12 会場3
13 会場4 14 会場5 15 会場6 16 お礼の言葉
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